ビタミンC化粧品を基礎から解説。

ビタミンC化粧品はなぜ効くのか

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ビタミンCの浸透力

一昔前のビタミンC化粧品は効果なし

今や化粧品成分として欠かせないビタミンCですが、実は化粧品に配合されるようになってからわずか十数年の歴史しかないのです。
ビタミンCに抗酸化力を初めとして、多岐にわたる優れた効能効果があることは、いろいろな学者の研究で既にわかっていました。
しかしビタミンC(アスコルビン酸)は繊細で、酸・アルカリにも弱く、熱や光や酸素によっても破壊されてしまう性質であるのに、化粧品を製造するには他の酸性成分やアルカリ性成分とも混合することになりますし、商品として流通させ、保存するにはどうしても温度変化や光にさらされる場面が避けられません。
そんなことからこの不安定要素の多い物質であるビタミンCは化粧品には配合不可能という意見まであったようですが、研究を重ねて化粧品配合が可能なまでに安定化が進んだわけです。
十数年前の商品化された初期の頃のビタミンC化粧品にはいろいろな問題点がありました。はっきり言って効果がないものです。
一つは商品として使用する時には既にビタミンCの酸化が進んで抗酸化力を失っている商品。もう一つは肌に塗布してもほとんど浸透していかない商品。そしてもう一つは誘導体(ビタミンCを他の物質と化学的にくっつけて安定・浸透をよくする)という技術でビタミンCを安定させたものの、安定し過ぎてしまい、効果のあるアスコルビン酸に変換されない商品。
そのいずれもビタミンC配合化粧品ではありますが、ビタミンCとしての効果はほとんど期待できないでしょう。

ビタミンCは真皮層にはとどかない

ビタミンCはそのままの状態では肌の深部(真皮層)にまでは浸透していきません。なぜならばそれは分子の大きさが問題なのではなく、ビタミンCが水溶性の物質だからです。
肌の表面は毛穴を通して分泌した皮脂膜で覆われ、肌を乾燥から防いでいます。更に肌の内部も細胞と細胞の隙間を埋めているのはセラミドなどの脂質でできた間充物質です。脂は水をはじくわけですから、水溶性であるビタミンCはとても浸透しずらく、そのままの状態では真皮層には届かないのです。

 
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