ビタミンとは体内の正常な機能・代謝のために重要な働きをしている有機化合物のことをいい、必要量は微量であっても体内では生成も合成もできないため、他の食品などから栄養素として摂取しなくてはならないものです。
タンパク質・炭水化物・脂質という3大栄養素が体内でエネルギーとして使うことができるように変換される時にビタミンは必要となります。
また、ビタミンと並んで亜鉛や鉄やカルシウムやマグネシウムといったミネラルという体内で必要な微量栄養素がありますが、ビタミンは有機物、ミネラルは無機物という区別があります。
人の体内で必要なビタミンには水溶性9種類・脂溶性4種類の合わせて13種類あります。ビタミンには必ず水溶性のものと脂溶性のものが必要です。なぜならば人の身体は約60兆もの細胞からできていますが、そのすべてが同じ基本構造をしていて、中心に核があり、その周りには水溶性物質、そしてその周りを脂溶性の細胞膜が覆った構造だからです。細胞膜には脂溶性ビタミンが作用し、細胞膜の中には水溶性ビタミンが作用するようになっています。
もちろん肌細胞も体内の他の細胞構造と基本は同じです。細胞を守ったり、修復したりするためには水溶性と脂溶性の両方のビタミンを配合する必要があります。
体内で必要な13種類のビタミン類の中でも肌にとって良いとされるビタミンC以外のビタミンを紹介し、効果を説明していきます。( )内には化粧品に配合されることの多い成分名を記載します。
ビタミンA(パルミチン酸レチノール)・・・皮膚や粘膜の正常な代謝を促進し、肌を健康に保ち、保湿機能を高めます。
ビタミンB2(リボフラビンリン酸Na)・・・皮膚機能を正常に保つ働きがあり、健康な肌を維持させます。
ビタミンB3(ニコチン酸アミド・ナイアシン)・・・正常な血流に必要で、肌を健康的にします。
ビタミンB5(パンテノール・パントテン酸Na)・・・皮膚の炎症を抑えます。血液の循環をよくして血行促進します。
ビタミンB6(ピリドキシンHCI)・・・ニキビや肌荒れを防ぎます。
ビタミンB9(葉酸)・・・赤血球の形成にかかわり、健康な肌にとっても必要とされる。
ビタミンE(αトコフェロール・酢酸トコフェロール)・・・抗酸化作用が強く、活性酸素を除去します。血液循環をよくして肌荒れを防ぎます。
ビタミンH(ビオチン)・・・皮膚疾患の予防、治療に効果的です。